このウェブサイトはデザイナー横田泰斗のウェブサイトです。
自分のサイトを持つなんて何年ぶりだろう?高校生くらいの時に、ホームページビルダーで作ったサイト以来か?と思ったが、そんなことはなくて、大学の卒業制作を紹介するサイトを作ったんだった、と。まだ、あった。そりゃドメインどサーバを自動更新しているので、ペパボが潰れない限りある。20年ちかくほったらかし。出汁が灰汁になっている。日本酒ならひねている。
プロフィールとか死ぬほど恥ずかしい。mixiに再ログインするくらい恥ずかしい。この日記を主体とした、ポートフォリオサイトも自分で20年後にみたら、死ぬほど恥ずかしいだろう。まあ、テキストなんて、テキストに限らずそんなもんだと思う。書きたいことが書けてなかったり。卒制サイトのプロフィールもアーティストって展示の略歴載せるよね、っていう型に乗ろうとして実績として乗り切れてなかったり。だから、書き続けた方がいいし、書けてるかどうかは書いたものを振り返った方がいいし。
恥ずかしい卒制サイトを見たせいで、少し文章に感情がこもってしまった。
2021年の7月に日本デザインセンターを退職して、フリーランスになって早4年。ポートフォリオを求められることも多かったものの、それがなくても仕事は十分にあって。有難いことに。とはいえ、サイト欲しいな、という気持ちはずっとあった4年間。
ぼんやりとした構想はあったものの、実際に手を動かし始めたのは、2025年4月くらいから。サイトを作るためのスケッチを始めた。スケッチっていうのは、構成とかではなく、「ページを跨いでも再生し続けられるSoundCloudコンポーネント」とか、「noteに上げてた日記を引き上げて、mdファイルからHTMLを生成する」とか、「Obsidianでコンテンツ管理する」とか。そういう細かい機能をCursorで作っては、SlackやMessengerで友人らに進捗共有していた。簡単に機能を試せるCursorの登場はかなり大きい。
さて、このサイトの一番の特徴は「曜日別の一覧しかない」ところだと思います。
曜日別で記事を並べるサイトはそうないのでは?まあ、あってもいいんですけど。ここ数年、(多分、フリーランスになって、子供がいて、小田原に住んでいて、まあそこそこ仕事があって)仕事や生活に対しての緊張感が薄れてきて。毎週を繰り返してる、という感覚が強くて。
この感覚に対して、何か新しいことをして打破するのはなく、それはそういうものだとして、受け入れて表に出してしまう。そういうやり方で。千葉感。ポートフォリオサイトなのだから、感覚をそのまま機能に落としたい、と。
noteに書き溜めていた「ごはんについて書くための習作」シリーズ。これも曜日別の閲覧と相性が良かった。今時点で85編目。(元々は編集者の土屋さんと平松さんが企画した自費出版本『野掛けの人』に寄稿するために、練習していた文章がきっかけ。練習が終わらなかった。) 昼ごはんを独りで食べた日のことを文章にしている。85編も書いていると、同じ店が何度も出てくるが、行く道や店にいた人が違ったりするので、差異がある。
繰り返しているようで、繰り返していない。この事実を(私が)確認できる場所としての、ポートフォリオサイト。そして、これに、仕事を紹介する記事を混ぜていく。
仕事の紹介もいわゆる実績紹介ではなく、仕事に対してのスタンスや、その頃の周辺情報、例えば打ち合わせで行ったクライアントの会社の裏には小川が流れる公園があったとか、文章を主体とした記事を追加しようとしています。
決まった時間で稼働するUI改善だったり、中長期の案件が多い私。その方が一つの仕事に対して複数の記事が書けて、仕事をしている感じがでるでしょう?