私についての方で、職歴について触れてしまった。こっちの「仕事について」で職歴を振り返りながら、私が何ができて、どういう仕事をしてきたのか書くつもりだったのに。さて、どうしたものか。カバー画像をスタジオで練習している写真にしてしまったから、ドメイン(garageyokota.band)の意味でも書こうと思ったが、それはサイトについての方で書く内容だろうと思ってやめる。いや、でもメインではないものの、音楽を納品するという仕事もしているので、後で少し触れるのだと思う。思うっていうのは、目次を作らずに文章を書き出しているから。コピー機が下書きもなしに、いきなり図像を上から下へ描いていく感じで、文章を書いている。
仕事はデザイン業務。そう開業届に書いた。デザインの領域としてはスクリーンメディアで中心、その中でもウェブサイトが多い。企業、施設、商品を紹介するサイトや、toB向けの管理画面など。比較的、息の長いサイトが多いと思う。
前職、デザインセンターにいた頃の後半は特にコーポレートサイトが多かった気がする。天邪鬼な性格。コーポレートサイトのような少し硬い印象が求められる案件に、少しズレたものを忍ばせることが好み。デザイナーのエゴとして排除すべきものなので、何割かは排除されるし、作る過程で冷静になって排除するのだけど。JAKUETSの左下に固定されるメニューとか、古川製作所の絵が描ける背景とか、酒井商会のハンバーガーメニューの線に鱗があるとか。この3案件ともアートディレクターが立っていて(JAKUETSは三澤さん、古川製作所は色部さん、酒井商会は森田くん)。彼らの理解とクライアントの納得のもとで進んでいるかは、もちろん大事。
息の長い、まだ見れるサイトという意味では編集者の原田さんがやっている(た:2022年で更新が止まってる)インタビューサイト「Qonversations」が2012年に友達3人(cooked.jp)で制作を担当して、2017年くらいに私が少しリニューアルしている。あとは、デザインセンターにいた頃、ウェブデザインと実装を担当した「鬼木デザインスタジオ」が2016年あたり(ADは三澤さん)。これも粛々と作品更新してもらっていて有難い。5年、10年使ってもらったら長い方でしょう?
そういえば、デザインセンターに入社してすぐ、無印良品の店舗検索ページをデザインしていて。かなり前にサイト全体がリニューアルされてデザインは変わってしまったのだけど、Google Mapsのカスタムピンだけは、ひっそりと私のデザインしたものが10年以上使われている。
最近は渋谷サウナスのウェブサイトを担当したのがきっかけで(ディレクターが土屋さんでエンジニアはジュンヤくん)、温浴施設の入館システムと館内レストランのオーダーシステムのUIをデザインした。サウナはあんまりいかないけど、温泉は行くので、入館やオーダーのタブレットが改善できたのは嬉しい。(今時点でリリースされたモバイル版のオーダー画面は好評とのこと。タブレット版は好評につき、おかわり案件。おかわり案件っていうのか。)
その他に頼まれてできそうなことはやる。
例えば、…と書いたところで「本文に小見出しいれた方がいいかな」と思うが、いや、他の日記たちと混ざるためには、同じフォーマットがいいなと思って、入れかけた「##ウェブデザイン」というh2を削除。このポートフォリオサイトが曜日別一覧になってるのは…と書いて、またこれはサイトについての方で書くべきことだと思って止める。
そう、スクリーンメディアのデザイン以外でも、興味がある、もしくは予算的に魅力がある(フリーランスにとってお金は大事)場合はやるようにしていて。例えば、TikTokにいた友達(転職してもういない)から「映画祭を企画するからデザイン一式お願いできないか」と言われて、トロフィーを作ったり。ルアーを作っている友達から、新しいブランドのロゴやパッケージを頼まれた流れで、オリジナルロッドのデザインが始まったり。(私は釣りが好き)
新しいことをやる機会なんて、加齢とともにどんどん失われていくので、ペン習字やフラワーアレンジメントじゃなくて、デザイン業務でそれができるのは本当に良いことですね。(ペン習字講師やフラワーアレンジメント講師は開業届に書いてないから、経費にならない。)
そう、最後に、ドメイン(garageyokota.band)の話。デザイン業務に楽曲制作が含まれるという解釈の元、たまに楽曲提供でも収入を得ていて。会社員時代、通勤電車の中で毎日iPhoneのGaregeBandで短いループの曲?フレーズを作っていたら、いつの間にか1,000曲を超えていて。SoundCloudのアカウント名がGaregeYokotaBand。リモート、フリーランスになって、更新が減ってしまったものの1,800曲超(今日現在)。
1,000曲を超えたあたりで、デザインセンターの社員紹介動画に使うようになったのがキッカケだと思う。担当していたディレクターの深尾くんが、クライアントワークでもGarageYokotaBandを使うようになり。それを見つけた他の社員からも声が掛かるようになり、デザインセンター社内の共有音源的存在に。件数は年にパラパラという感じではあるけれど、仕事になった私は音楽機材を経費とすることができるのです。
個々の仕事についても、思い出しながら、調べながら、記事を書いていこうと思う。このページで外部リンクにしてしまっている案件名も、記事を書いたら内部リンクにして、横田のWikiみたいな状態になるといいと思う。仕事の話こそ、新しいもの古いものを行き来して、私の仕事に対するスタンスや考え方が浮かび上がる方が、あなたにとっても私にとっても有益だと思う。
つまり、相手のスタンスや考え方を捉える前に、「実績の一覧ください」とか「見積もり・スケジュールください」みたいな人とは仕事をしないようにしているということの伏線です。
🔗さて、少しづつ、過去の仕事について思い出しながら書いた記事を追加してます。曖昧な記憶。間違ってるかもしれないし、抜けているかもしれないですが。