
さて、昼は何を食べたんだったか。今日はiPhoneにメモをしなかった。今日の昼食をメモしてないメモを開く。
「今日はどんな感じで? 幸せコース 鶏白湯と豚骨で50円」
同じメモに続けて書いてしまうので、いつの日のメモか分からないが、これは家から徒歩30分くらいのところにあるラーメン屋のこと。店の外観は地方のロードサイドにありそうな、全体が黒くて、白い筆文字で力強く店名などが書かれる感じ。実際、地方のロードサイドではある。入ると横一列にカウンターで、気さく、というよりは変に距離感の近い店主に今日はどんな感じで、と聞かれて初めて来ましたと答えると4種類のスープ(鶏白湯、豚骨、あと2つは忘れた)、味(味噌、醤油)、麺(細麺、中太麺、太麺)を組み合わせてお好みの味にできます、という。シンプルに鶏白湯がいいなと思い伝えると、鶏白湯だけだと50円高くなるから、豚骨とのダブルスープを勧められ、中太麺と伝えるが、お腹空いてるなら太麺がいいよと言われ、鶏白湯と豚骨のダブルスープで太麺になったのだった。醤油の選択は変更されなかった。ラーメンの注文を終えて、瓶ビールも頼もうと「あと、」と言うと、ライス?と言われ、「いや、」と言うと、何だったか忘れたが別のサイドメニューを挙げられ、3回目でようやく瓶ビールを注文できたのだった。それに対して、幸せコースだね、と目を見てはっきりと言われて、いい人なんだなと思ってメモをした。
今日の昼食は、パンだ。家の近くに小さなパン工場があって、パンの匂いがして、パンにしようと思ったんだった。このパン工場、基本は学校とかに卸してるらしいけど、昼間は入り口でも売っている。しかし、ここでは買わない。もう少し歩きたい。海の近くにあるパン屋に行き、そのまま海でそれを食べてしまおう。
正面から飲み屋でたまに会う夫婦が歩いてくる。会うと言っても、私と会話するよりも私の子供と話したり、子供の話をしたりする感じなので、気付いていない感じですれ違おうと思ったが、すれ違ったところで奥さんの方に声を掛けられ、こちらも今気づきましたよ、というニュアンスのこんにちは。旦那さんの方は私が誰かあんまり分かってなさそう。私も人の顔を覚えるのは苦手、という話を先週、下北沢のスタジオの入り口、予約時間を待ってるときに土屋さんとひつじ君としたな。
パンはカレーパンと、チーズパンと、くるみの何か甘いヤツ。760円。一万円札と小銭しか財布になくて、ギリギリ小銭で足りてよかった。パックのコーヒー牛乳を買おうかどうか迷って買わなくてよかった。海に行く途中の自販機で麦茶を買う。小銭がなかったのでタッチ決済のできる自販機を、と見てると、アプリ入れると3本無料でもらえる端末が付いた自販機があって、先月、子供とアスレチックとかのある施設に行った時にそのアプリを入れてて、2本無料枠があることを思い出した。まだ使えた。行動履歴やらなんやらを提供しているから実質無料じゃないよ、なんて思うけど、小銭がないから仕方ないだろうと、透明な蓋を持ち上げて麦茶を取った。体を起こし、左を向けば海はもう目の前だが、西湘バイパスがあって海は見えない。