
上親子丼。メニュー表には1,100円と書いてあったが、割烹着を着たメガネの店員、店員というよりもお店の方といった方がよいくらいの品と落ち着きがある店員、古い定食屋なのでスタッフも違う、おばさんとも違う、そんな店員に伝えられた金額は1,200円だった。物価の高騰だろう。
先週末、土曜日、家族で湯河原の湯かけ祭りにでかけた。美馬さんに誘われて。大きなポリバケツの中には温泉が入っていて、桶が数個浮いている。これがいくつも路上に設置されている。山側から下るいくつかの神輿に、このお湯を掛けるという祭りだった。泊まったホテルにも何組か祭りに参加する人がいたらしく、玄関のスリッパに部屋から持ち出されたバスタオルを置いてる人もいた。常連はこうするとのこと。
翌日。まだ乾いてませんねぇ、と言われながらサンダルを並べてもらい、川や海やら水辺で遊びながら(湯河原の川を二箇所、海を一箇所めぐって水遊びをしたので、本当に遊びながら)、真鶴にあるクラフトビールのタップループへ。10キロくらい歩いた。「タップループ」というクラフトビールの流行が無ければ知り得なかったような言葉を使うことが苦手なくらいに、クラフトビール屋オリジナルのTシャツを着ることが苦手なのだが、ユニクロ以外のロンTが欲しかったのと、ここのキャラクターが釣りをしているイラストなので、3,000円くらいだったし、ものは試しにと買って、今日着ている。
朝、袖を通した時から不慣れな感じがある。白いボディのクラフトビール屋オリジナルのロンT。ズボンは家にいる時はハーフパンツだったが、これではそのまま過ぎるので、ベージュの長ズボンに履き替えて外に出る。そのままというのはポパイ的なもの。買ったことがないので表紙のイメージ。イマジナリーポパイ。ロンTにハーフパンツ、ニューバランスの900番より上のスニーカー。靴下には横線が入っている。存在しないかもしれない。
スケートボードは持っていないので、徒歩で昭和からありそうな古い定食屋に向かう。今、調べたら1931年創業という口コミ。店にはテレビが設置されていて、今日は創業100年を超えてる?超えてない?というクイズをやっている。サラリーマンみたいな男性客が1人。親子丼には普通の親子丼と上親子丼があって、多分、生の黄身が乗っているかどうかが違い。白いロンTで、あえてカフェではなく古い店に行って、本を開き、店の歴史と空気をこの黄身に絡めこむのもポパイ。しめじが入っているのが特徴。甘い味付け。ご飯の大盛りは+100円。
客がいる部屋と調理場は分かれていて、お店の人が立っているカウンターの後ろに小さな窓があり、この窓の向こうが調理場。料理が出来上がると呼び鈴が鳴らされ、窓を開けて金属製のお盆に乗った料理を受け取る。会計の際、お釣りを用意するのも調理場の方。
帰り道、コーヒースタンドがあるので、コールドブリューコーヒーをテイクアウトで買う。白いロンTで、コールドブリューコーヒーを片手に、車が通るとガタガタと音をたてるシャッター商店街を歩く。夜は東さんと後藤さんと代々木で夕飯。もし夕方、涼しくなったら、軽く上着を羽織っていくことにする。